墜落事故を起こした自衛隊のF35戦闘機、そのパイロットの方の安否が心配です。消息を絶ったとの報道が出てから1日経ち、原因究明と並行して懸命な捜索が続いています。最新鋭の戦闘機が起こした事故ということもあり、日本国内のみならず世界中で注目を集めており、今後の動きが注目されます。
ここでは、行方不明となる直前の状況はどのようであったのか、また、現在の最新情報と併せてパイロットの方はどのような人物であったのかについても調べてみました。
目次
墜落したF35戦闘機のパイロットはベテランだった!
9日夜、青森沖で消息を絶った航空自衛隊の戦闘機「F35A」。その後、現場周辺の海上で尾翼の一部が発見され、墜落したことが分かった。操縦していたのは、40代の男性パイロット。今も、捜索が続いている。
岩屋防衛相「(当該機体から)『訓練中止』という送信があり、その後、当該機との通信が途絶し、レーダー航跡の消失に至った」
F35Aは最新鋭のステルス戦闘機。コックピットにはタッチパネル。ヘルメットには映像やデータが投影されるなど、最新技術を駆使した機種だ。ベテランパイロットと最新鋭の戦闘機に、一体、何があったのだろうか。
出典:ヤフーニュース

墜落した戦闘機を操縦していたパイロットは、総飛行時間が3000時間を超える40代のベテランパイロットとのことです。ただし、2018年1月より配備されたばかりのF35の操縦については、まだ60時間ほどであったようです。
経験はあったようですが、まだ慣れていない機体の操縦であったことが墜落事故へとつながってしまったのでしょうか。最新鋭の戦闘機といわれていますが、その操縦の難易度も気になるところです。また、欠陥も報告されているようであり、安全性が問われます。
隊員の無事を願います。
その上で一言米政府監査院(GAO)は5日発表の報告書で、最新鋭ステルス戦闘機F35について、今年1月時点で966件の技術的問題が見つかったと発表。
報告書はF35の欠陥
1)
安全性や重要な性能を危険にさらす問題111件2)
任務遂行に支障を及ぼす問題855件— あぶってかも (@AdBc2ligStiCGh7) 2019年4月9日
老朽化したF15戦闘機に代わって配備されたばかりのF35戦闘機、今後日本では150機近くの導入を検討しているようです。ただし、今回の事故によりその計画にも影響がでるのは間違いないでしょう。日本のみならず、導入を進めている世界各国、生産を行っている米国にも衝撃がはしる事件になったといえます。
※今回墜落したF35戦闘機は、三菱重工業が国内で組み立てを担当したそうです。
現在事故が起きた航空自衛隊三沢基地には、13機のF35戦闘機が配備されています。これらすべてについて、当面は飛行させないとする方針も発表がありました。地元の方々に与える不安も大きいでしょうから、妥当な決断かと思います。
F35戦闘機のパイロットからは訓練中止の連絡が。
F35戦闘機のパイロットから届けられた最後の通信は「ノック・イット・オフ」と呼ばれる訓練中止を意味するメッセージでした。このメッセージの後、当該機とは連絡が途絶えてしまい、レーダー上でも確認ができなくなってしまいました。
ちなみに、F35戦闘機ってステルス戦闘機だからレーダーに映るのか?という疑問もありましたが、訓練中は位置情報を発信しているためどこにいるのか把握することは可能となっています。
こうなると最後に送られたメッセージの発信源などを頼りに捜索、ということになるのでしょうか。現在も防衛相、自衛隊による捜索が進められています。また、F35戦闘機の機体やパイロットの捜索を行うと共に、事故調査委員会も設置され、原因の究明も進められています。一緒に訓練を行っていた3機のパイロットから事情を聴く、など事故当時の状況について、調査が進められています。
防衛省によると、9日夜の捜索でF35戦闘機の尾翼と見られるパーツを回収、10日になってそれが墜落した機体のものであることが分かったようです。
本日のAISコーナー
ちくま始め数隻がでているので、F35の救難捜索中と思われる pic.twitter.com/Vh5AAUxU6s
— Ramiltass (@Ramiltass) 2019年4月10日
パイロットが脱出した形跡はない。
現在のところF35戦闘機のパイロットが緊急脱出をした形跡がみられない、ということです。
通常であればパイロットは、墜落してしまうとなった際に、座席ごと射出される緊急脱出を行います。この際には緊急脱出する旨をパイロットが発信し、救難信号も自動的に発信されることになっています。ただし今回の場合には、脱出する旨も伝えられておらず、救難信号も確認できていないとのことです。
異常を察知してから墜落までの時間は、それほど余裕がなかったようですね。高性能な戦闘機において、脱出の連絡をすることもできなかったという点が非常に気になります。
F35の墜落事故についてネット上では?
ネット上でも多くの人々がこのニュースに興味を示しています。事故を心配する声はもちろんのこと、F35戦闘機への不信、さらには戦闘機を引き渡した米国への不信の声もあがっています。
過剰に反応することはよくないですが、国際関係に大きな影響を及ぼす出来事としてしばらくの間は波紋を広げることとなりそうです。
もしF35墜落してたらこれで2例目らしい。米国以外での事故はこれが初めてだしなんなら米国で事故はB型だからF35Aの事故は今回が初か・・・?
— おじすん⚓ (@ohzisun) 2019年4月9日
これから湧いて出そうな意見に先んじて反論。F-35ファミリーは野心的な開発経緯の航空機にも関わらず、飛行時間辺りの墜落の非常に少ない飛行機です。「上空を飛ぶのは不安」とか「戦闘機は不要」なんて意見はせめて事故の原因究明とPさん無事の報道の後にして頂きたく。 #F35
— take-charge@09 (@secondwing09) 2019年4月9日
F35 パイロットの無事を祈るばかり!
今となってはとにかく無事でいてほしいというのが正直なところですよね。原因の究明、今後の防空体制についても気になるところですが、いち早くパイロットの方が救出されてほしいというのが国民の願いかと思います。
F35がレーダーから消え、消息不明になった事象にあたり、多方面からコメント依頼来ていますが全てお断りします
今も操縦者は冷たい海上で救助を待っているかも
そして、そのために夜を徹して救難捜索活動をしている人がいる
それらを取り巻く家族や大切な人がいるはず
今は、彼らの無事を祈りましょう— 空飛ぶたぬき (@FlyTanuki) 2019年4月9日
とにかく無事でいてくれる可能性を信じたいですね。続報を待ちましょう。